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2018年10月に発売されたiPhoneシリーズの新作iPhone XRですが、思ったよりも売り上げが伸びず製造を減らしたり、Appleが業績予想を下方修正したりといったニュースを最近よく目にしますよね。
今回はiPhoneXRがなぜ思ったよりも売れなかったのかを独自の目線から考察してみました。
iPhone X/iPhone8の影響
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iPhone10周年
2017年のiPhone10周年の年にiPhone8とともに発表されたiPhoneXですが10周年のメモリアルイヤーということで発表前からメディアでは常に注目を集めていました。実際に発表された後もそれまでのiPhoneから大幅アップデートされ、まさに10周年にふさわしい新製品となりました。
つまり、iPhoneXの発表を待って機種変更をしたiPhoneユーザーがたくさんいたのです。
iPhoneの売り上げランキング
皆さんはこれまでのiPhoneで一番売れたのはどの端末かご存知でしょうか。
1位は2014年発売のiPhone6で約1億3700万台です。またその次の年のiPhone6sも多く売れました。この辺りのシリーズを使っていたユーザーまたはこの辺りのシリーズからiPhoneデビューしたユーザーがたくさんいたのです。
日本では3台キャリアの端末支払い期間は大体24回(2年間)となっています。
つまり、6/6sを使っていたユーザーが機種変更の時期を迎えた時は丁度iPhone10周年の話題が始まった頃かiPhone8/Xが発売された頃と被るのです。
そのためiPhone8/Xに機種変更をするユーザーが多かったのです。
変化を求めないユーザー
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iPhoneXRの変化と販売価格
iPhoneXRはiPhoneXと同様にホームボタンが廃止されFaceIDなどが導入されたモデルですが、販売価格がiPhoneXやiPhoneXSなどのシリーズよりも安くなっておりそちらもXRの魅力の一つとされています。
ユーザー
iPhoneユーザーのうちiPhoneは使っているものの使いこなせていない、またはそこまでハイスペックを必要としない年配の世代のユーザーなどはスペックよりも「慣れ」を重視している場合が多いです。
必要性
そうなるとAppleはそこまで高いスペックと高い金額にそぐわないユーザーのために下位モデルのiPhoneXRを用意したかもしれませんが、安い金額を求めるユーザー層はこれまでのiPhoneから変化の少ないiPhone8を選択するのです。そのため今でも日本のスマホ売り上げランキングではiPhone8の64GBモデルが1位にあがってきていると考えられます。
サイズの違い
新型iPhoneのサイズ
iPhoneXS | iPhoneXR | iPhoneXS MAX |
5.8インチ | 6.1インチ | 6.5インチ |
新型iPhoneのサイズを表で表すとこのようになりますが、どれもかなり大きいモデルとなっているのはわかると思います。これまでiPhone6シリーズから8シリーズまでのiPhoneを使っている方にはかなり大きくなるのはわかると思います。
もし選ぶとしたらこれまでとそれでもサイズの変化の少ないiPhoneXSを選ぶか、大きい方がいいという方はどうせだったらとiPhone XS MAXを選ぶ傾向があるようです。
つまり、XRはやはり一番中途半端になっているんですね。
まとめ
これまで3つほど予想される理由を述べてきましたがあくまでも私個人が予想した見解ですので真実はどうなのかは実際のところわかりません。それでもXRにはカラーバリエーションなど魅力的な面もあり、女性などには待望のカラーがあるかもしれません。
今年発表されるかもしれない新型iPhoneをまた待つのもよし、iPhoneXR/XSシリーズにするのもよしだと思います。少しでも参考になればと思います!